スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Date: --.--.-- Category: スポンサー広告

勝者と敗者を分けるもの

先日、コメントいただきまして相場の全体の考察をしてみました。

うたかたさん、まとまりのない記事になってしまいましたが、どうぞ(笑)



人気ブログランキングへ
 

「バブル」

これは相場の汚い本質をよく現しています。

含み益は幻であり、含み損は現実です。

株はなぜ上がるのか?

現在の価格よりも高くてもいいから買いたい人間が現れるからです。

株じゃなくてもかまいません。

昔オランダで発生したチューリップバブル。

アメリカの不動産バブル、日本でも起きていた土地神話。

ほとんどの人間はチューリップや不動産そのものが欲しくて買っていたわけではありません。

欲しかったのは「利益」です。

目的は転売してさらに利益を得ようとしているだけです。

しかし、物事には限度があります。

チューリップにはチューリップの価値があり、不動産には不動産としての一定の価値はあるでしょう。

あきらかにそれを超えているにもかかわらず、次々と高値を更新していきます。

高値がつくのは、その価格でも取引ができるからであり、その価格でも買う人間がいるからです。

その価格でも買う人間は、それ以上に価格の上昇を期待しているから買います。

しかし欲が見せた幻はいつか消え失せます。

もう買う人間がいなくなってしまった時、もうみんなが買ってしまった時です。

これはババ抜きと同じです。

最後の高値で買った人間に残るのは損失です。

これは短期間の上昇や下落でも同じ事がいえます。


「織り込み済み」

さきほどの例はやや中長期で例えたバブルの事象ですがマーケットで頻繁に起こる短期的な上昇や下落も同じ要因です。

わかりやすいのがニュースの「織り込み済み」です。

良い材料となるニュースが流れても逆に下落する場合や、悪い材料がでているにも拘わらず上がる事があります。

それは既に市場参加者がその材料を根拠にしたポジションを報道される前から持っており、材料が出尽くした場合に決済をするからです。

既に買っていれば利益確定の売り、既にショートで売りつくしていれば買戻しが入り価格が反転するからです。

タートルスープやウップスなどの手法はまさにこの動きを狙った手法と言えます。


ジョン・F・ケネディ大統領の父ジョセフ・P・ケネディは1929年の株式大暴落の直前、靴磨きの少年が株式の秘密情報を教えてやると口にしたとき暴落が近い事を確信したという逸話があります。

価格の上昇は市場に参加する者の「買い」が入らなければ成立しません。

もし、みんなが上昇を期待し、市場参加者のほとんどが既に買っていた場合、もう買いつくしていた場合、もう上昇はありません。

価格の天井はこれからの上昇をみんなが期待した時に、価格の底はみんなが売り尽くした時に、マーケットは熱狂のピークに達したころに暴落しマーケットが絶望に満たされた時に回復していきます。

上がるべきなのに上がらない、下がるはずなのに下がらない。

「相場は悲観の中で芽生え、懐疑のうちに育ち、楽観とともに成熟し、幸福とともに消えていく」

これは本当にうまい格言だと思います。


「ソロスの好機」


マーケットに参入し勝者と定義できるのは利益を得た者です。

利益を手にするにはまずマーケットに参入しなくてはいけません。

しかし、マーケットに参入すればチャンスと引き換えに資金を減らすリスクを背負います。

そして、この事を理解しているかいないかが分かれ道になります。

資金が底を尽き退場した者、つまり敗者です。

敗者には共通点があります。

それは利益ばかりを夢見てリスクについて何も考えていなかった事です。

取引するかしないか?今はチャンスなのか?

これを考える際に最も重要なのは負けた場合を考える事です。

1992年に起きたポンド危機。

90年代のイギリスの経済状況は他の欧州各国に比較して低迷しており、イギリスは金利を切り下げるべき状況にいました。

しかし、当時のイギリスは簡単に金利を下げる事ができない理由があります。

将来の欧州共通通貨・ユーロの導入に向け、自国通貨ポンドと欧州他国通貨との為替レートを一定範囲に固定する政策(ERM)を取っていたからです。

金利の引き下げ、それは自国の通貨ポンドを下落させる事になります。

タイミングの悪い事にドイツはインフレとなり、金利を引き上げます。

ドイツの通貨マルクは金利の引き上げによる上昇圧力がかかり、イギリスを含む欧州各国もERMを維持するため、利上げに追い込まれます。

しかし、前述のとおりイギリスは低迷する経済と高い失業率にあえぎ、本来金利を引き上げられる状態ではありません。

この時に有名になったのがヘッジファンドの帝王ジョージ・ソロスです。

彼はイギリスは現在の為替レートを維持する事はできないと読み、ポンドの下落に賭け、大量の資金で空売りに出ます。

他の投機筋もこれに追随しポンドのショートに参入しました。

イギリスの中央銀行はポンドの買い支えを行いますが、やがて外貨が尽きERMの維持を断念し、ポンドの切り下げを行います。

勝者となったジョージ・ソロスはこの取引で当時数千億単位の利益を得たとされています。

この時の読みも、半ば力任せともいえる取引数量もすごいのですが、この取引で最もすごいのが、もしもソロスの目論見が外れたときです。

ソロスの目論見が外れるのはイギリスがERMを維持できた時です。

この時、もしもイングランド銀行が通貨アタックを防ぎ勝った場合どうなるか?

空売りで仕掛ける場合、上昇したら損失を受けますよね?

イギリスは為替レートを一定範囲ではありますが固定しています。

イングランド銀行が勝ってもポンドの上昇は起こらないのです。


「勝者と敗者の明暗」

失敗したときの事を考えない、やみくもに取引をし、資金を減らし、自信をなくした結果、絶好の機会がきても動けない者。

ポジションの含み損が明らかに失敗を知らせているのに見切りをつける事ができない者。

マーケットに参入するには資金が必要であり資金の維持が何よりも大切です。

機をよく待ち、仕掛ける時は大胆に動き、失敗しても損失を限定し、またリスクを覚悟し再度仕掛ける。

前述のバブルでもそうですが、実際に上昇する中、高すぎる価格とはどのくらいかなんてわかりません。

上昇が続く中で安易に逆張りしていれば資金が尽きます。

さきほどのソロスの例でも実際にはマーケットでは何が起きるかわからないために、ポンドの切り上げもしくは想像もつかない形でジョージ・ソロスが損失を被ったかもしれません。

どの株が上がるか、円安か円高になるかではなく、その取引で失敗したとき、どこで失敗と認めるのか?どのくらいの損失を被るのか?

これを考えずに取引すれば大きな痛手を受けて当然です。

たとえ高値で買っても、それが余裕資金であり、売れるときにさっさと見切りをつければ生き残る事ができます。

1つの取引に執着しない事、すべての取引で勝とうとしない事、そしてじっくりやる事。

マーケットで最後に勝者となる者、それは最も上手く負ける者と言われています。

損失に備え、損失と向き合い、損失が小さくできる方法を見つけ出してください。



Date: 2012.10.07 Category: 投資の知識 Comments (13) Trackbacks (1)

この記事へのコメント:

うたかた

Date2012.10.08 (月) 18:48:25

ありがとうございます。

相場は確かに無常です。
最近絶対ポジションの存在に気がつきました。
資金は上昇相場で割り負けし、株は下降相場で割り負けする。
どちらも相場の流れに逆らうことはできない。
株を買って信用で売っておけば、つまり両建てすれば下がろうが上がろうが勝負はつかない。
とわいえ相場は動いているので、勝負はつかないが勝てる要素も負ける要素も含んでその場に居る。
ここで相場は波動であるとするなら、勝てばよいそして負け分が減るのを待てばよい。
と思って10ヶ月費やしたが未だうまくいっていません。
それが「傾けなければ相場は勝てない。」につながっていたのです。

葵ただひと

Date2012.10.08 (月) 22:20:52

うたかたさん、こんばんは。

うたかたさんは株で取引なんですね。

私も今の自分のやり方見つけ出すまでに何年もかかりました。

頑張ってください。

スキナング

Date2012.10.10 (水) 22:32:38

お返事ありがとうございます。いろいろと気づかせていただき、感謝しています。


また教えていただけますでしょうか?


いろいろと検証して、自分なりのトレードルールを固めたいと考えています。もちろん、すべて勝つつもりのルールではなく、勝つ比率が多く、シンプルなルールを目指しています。

◆トレンドラインが出てくるということは、上昇相場の場合、高値切り上げ、安値切り上げとなっていくかと思いますが、例えば前日の高値、安値あるいは、時間足なら、前時間足の高値、安値を基準にした有効なトレード方法はありますか?
以前のコメントで、損切り基準の例えとして直近2日前の安値というポイントがあったかと思います。これは単なる一例だとは思いますが、1つの損切りポイントになるとしたら、この高値、安値はエントリーや利益確定ポイントとしての1つとして、何らかの検証する意義があるのかなと思った次第です。

スキナング

Date2012.10.10 (水) 22:40:07

もう1つ教えてください。


◆トレードルールは、パーフェクトなまのはないが、有効なトレード方法は複数あり、それぞれのトレードスタイルは何かを得れる可能性が高いが代わりに何かを捨てる可能性が高いということを葵さんから伺い、まさしくその通りだと痛感しています。 ラインブレイクは勝率が低いけれど利益率は高いんでしたよね? 高値抜けエントリーはこれに当てはまるのですよね?
反対に有効なトレード方法の中では、勝率は高めだが、損切り幅が大きいとか、利益幅が少ないなど何らかのデメリットがあるというトレード方法はどんな方法ですか?、押し目買いと戻り売りですか?トレンドラインタッチの反発狙いエントリーは損切りがかたりあるとコメントがありましたので、違いますかね?

葵ただひと

Date2012.10.11 (木) 22:03:15

スキナングさんへ

高値・安値の切り上げや切り下げ、2日安値法は日足を見た場合で意味はあります。チャートの分析カテゴリにあるトレンド判定と手仕舞いを参考にしてください。

時間足を使用した場合、前の時間足で見るのにはあまり効果がないと思います。

ハッキリとした力強い相場ではたしかに時間足でも切り上げ切り下げでグイグイ行きますが、狙ってすぐにくるような相場ではないし、リアルタイムで現状そうなるのか判定ができません。

スキナングさんがこれから使用するのは60分足でのトレンドです。

これは正確にはトレンドでなくスイングといいます。

スイングが継続するとトレンドになります。

スイングとは要するに小さなトレンドです。

スイングでのトレンドラインのブレイクは判断が難しいのであまりオススメしません。

まずルールがシンプルでなくなります。

勝率が高めなのはラインタッチや移動平均線での押し目戻りのトレードです。

損切りがかなりでると言ったのは私が使う手法が反発をピンポイントを狙うスタイルだからで、普通に少しバッファゾーン広げれば勝率は上がります。

投資マニア

Date2012.10.14 (日) 12:41:38

こんにちは~

世界188か国、総勢2万人もの人が参加する年次総会。
エジプトが辞退したため、日本が開催を準備した経緯がありましたが
減速する世界経済にどう対応していくのか。IMF加盟各国は、
新興国の台頭など現実に向き合う必要性に迫られているようです・・・

ブログの方をリニューアルいたしましたので、
挨拶に伺わせていただきました~♪

また遊びにきてくださいね~
みんなで盛り上がりましょうo(^▽^)o

うたかた

Date2012.10.14 (日) 14:22:36

確かに個別株で両建てを組むときは優待取りとか一時のためし玉を置くときに使うのが普通だと思います。
どこのブログを拝見しても同じ戦略で臨むものはありません。
私は十分個別株でもこの戦略はいけると思っています。

戦略は別として、
『己を知り敵を知れば百戦危うからず。』
戦略を考える上で基礎的なものが必要になると思います。
莢さんのブログを拝見し、基礎的なものを丁寧に考察されていて大変矯味を持ってみています。

先月今月で損切りしすっきりいたしました。
あまり含み損を抱えるのも精神的に良くないですね。
莢さんは順調ですか。
私もがんばって今年こそは年末税金が払えるようがんばりたいと思います。

葵ただひと

Date2012.10.14 (日) 14:46:10

投資マニアさん、はじめまして。

あっとないとさんやkapokさんのブログでよく訪問されていたので投資マニアさんのブログは何度か拝見させていただいてます。お話できて光栄です。

マクロからミクロまでお詳しいですよね。勉強になります。

ちょくちょく訪問させていただきますので、これからもよろしくお願いいたします。

コメントありがとうございました。

葵ただひと

Date2012.10.14 (日) 15:07:26

うたかたさん、こんにちは。

孫子はいいですよね。トレードでも参考になります。

ありがとうございます。こんなブログでも何かの役に立てればいいのですが。

メンタルすごく大切なので、損切りされてすっきりしたのなら、次は期待できそうですね。

私は順調と言いたい所ですが、最近しばらくノートレが続いてます(笑)

お互い頑張って行きましょうね。

スキナング

Date2012.10.15 (月) 21:44:10

いつも丁寧なコメントをいただき、ありがとうございます。


60分足の波はスイングというのですね。
いま試行錯誤しているところです。

できるだけシンプルなルールでトレードをしていくつもりですが、トレンドラインの押し目や戻りを狙うにしても、例えば、日足の20や25日移動平均のわりと下、5%まで下落している場合やここ一年での損寝付近に現在が近い時、60分足の下降トレンドや移動平均付近まで、現在値が戻ってきて、ラインタッチした場合、ショートエントリーをしますか?

もっと下がるのか、そろそろ一時的にせよ、日足レベルでの戻りがあるのか迷うので、ショートエントリーせず、日足レベルの戻りを待つつもりているスタンスてすか、根拠は日足移動平均をわりと下に現在値がいるという程度で曖昧な気がしていますが、どう思われますか?。

現在値と日足移動平均からの解離幅や過去の高値、安値を考慮してロングあるいはショートを待つというのは、根拠となりえますか?

葵ただひと

Date2012.10.16 (火) 12:44:22

スキナングさんへ

そろそろ一時的にせよ、日足レベルでの戻りがある、それは大抵そうなるでしょう。

この辺りの話までになるとマーケットは不確実であるとしか言いようがありません。

ただ少しだけ言える事は、日足レベルでの戻りは時間足レベルの動きから連なってできるものです。

私だったらショートエントリーします。

ダメな時はロスカットになります。

それだけです。

過去の高値、安値を考慮してロングあるいはショートを待つというのは根拠となります。それがブレイクアウトです。

移動平均からの乖離も根拠になります。

ただそれは、その根拠での動きを狙った各トレードでの別のトレードです。

仕掛けは60分足を使ったトレードでも日足を見る事は必要ですが、気にかけるものが多すぎて判断に迷いがでるルールはシンプルではありません。

そのルールが有効でも、リアルタイムでチャートを見ても気付く事ができない危険性があります。

大切なのは、自分のトレード手法の根拠を理解し、狙う動きをハッキリ決める事です。

そしてもっと大切なのは、過大なリスクをとらない、損益比率をよく考える、感情的にならず決めたルールを徹底して守る事です。

検証頑張ってください。

うたかた

Date2012.10.21 (日) 09:35:09

最近思ったこと、
「勝者と敗者を分けるもの」

目的地を間違えては目的地に行き着けない。
目的地をしっかり把握することがまず大事なことである。
とかく資金を得ることがトレードで勝利する唯一の目的地であるかのように考えがちになるが、資産を増やすこともまたひとつの目的地である。
いくら良い株を持っていても相場環境が悪ければ資金負けしてしまう。
逆にいくら資金があっても相場環境がよければ資金負けしてしまう。
「方向の違う努力は必ず無駄になる。」

葵ただひと

Date2012.10.21 (日) 12:08:00

うたかたさん。こんにちは。

なんか、いろいろ深い所まで考えてるみたいで(汗)w

目的を見失わないよう考えるのはすごく大事ですよね。

思わずハっとさせられました。

管理人のみ通知 :

トラックバック:


>>まとめ【勝者と敗者を分けるも】 from まっとめBLOG速報
先日、コメントいただきまして相場の全体の考察をしてみました。うたかたさん、まとまりのない記事になっ >READ

2012.11.04

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。