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原油価格

原油価格には、先物価格と現物の取引におけるスポット価格があり

「WTI原油先物」「北海ブレント原油先物」「ドバイ原油・オマーン原油のスポット価格」が指標となっています。

とりわけニューヨークのWTI原油先物価格は他の先物市場やスポット価格にも大きなな影響を与え、最も重要な指標です。

石油の単位は「バレル(バーレル)」という単位を使います。

バレルは樽(たる)という意味で、1バレルは約159リットルです。

原油価格の推移は長期的にも短期的にも決して安定な推移をしてません。・・・
 

セブンシスターズと呼ばれる各巨大企業の支配からOPECを経て、現在、原油価格は市場の需給を中心に価格が決定されていますが、

実質は商品先物市場の差益を狙った投機的なマネーの流入により価格が大きく動いています。


原油は価格が高騰しやすい性質を持っています。

原油価格が大きく下落したのは歴史的、実質3回のみで、戦争、中東情勢による供給不安、ハリケーンなどの天災による供給不安で価格は高騰します。



それとは逆に、実は原油価格は暴落しやすい性質も持っています。

原油生産の特質として、油田開発コストは莫大で、償却費と金利負担が重くのしかかるため、

生産業者は投下した資本をできる限り早期に回収する必要があります。

いったん生産施設が完成すると、あとは自動で原油が出てくるため、稼働率に関わらず生産コストはほとんど変化がありません。

このため、各生産業者は生産性を最大にしようとするので、供給過剰気味になり価格は下がります。

原油価格が下がると生産業者は収入が減るため、、その分の収入減を補おうと増産の必要に迫り、また価格が下落する悪循環に陥ってしまう。

このため、原油価格は強力な価格管理者が不在であると暴落しやすい脆い性質を持っているとされています。


OPECは現在では価格を決定するほどの力を持っていませんが、過去に原油価格が下落し、収入減を解決させようとOPECで原油生産を減少させ、

価格の下落を食い止める話に各国が賛同したにも関わらず、収入減を補おうと増産を続け誰も守らなかったなんて笑い話があります。


原油価格はアメルカドルの為替レートからも影響を受けますが、例えばドル安で原油価格が高くなるか安くなるかはその時になってみないと分かりません。

これはドル安でも、原油高の材料にも原油安の材料にもなるためです。

たとえばWTI原油価格はアメリカドルで決済されるため、アメリカドルが安くなるのは同時に原油価格が割安になるため、割安感が出た原油が買われ上昇します。

しかし、同じドル安のはずが、ドルで決済される原油は価値が下がるため、売りの要因にもなります。

つまり為替レートは原油価格に影響を与えるものの、上昇材料にも下落材料にもなるため、これを根拠に予測は不可能です。

そもそも為替レート自体が予測不可能であるため、予測不可能な為替レートで予測するのには無理があります。

ここでいったん、投機マネーについて考えてみます。

投機マネーは各市場間でローテーションに動く行為を繰り返しています。

好景気期待のリスクオン時期には、安全資産である国債などの債券は売られ「債券市場」からはマネーが出て行き、「株式市場」と「商品先物市場」に向かいます。

逆に金融パニックが起こるとリスク回避により、「株式市場」「商品先物市場」からはマネーが逃げていき、安全資産である債券が買われます。

原油は好景気で需給が逼迫し、これを期待した買いにより原油価格は上昇を見せる。

つまり株高、原油高になります。

これは教科書的に考えて納得のいく動きですが


注意しなくてはいけないのが、この時、逆に「商品先物市場」にもマネーが流入する事があります。

安全資産である「金(ゴールド)」が買われる事があるからです。

金は別名「アンチダラー」と呼ばれ、長期的にアメリカドルと逆相関の動きを見せていたのでこう呼ばれます。

最近まで、強気な上昇をしていた金は株高になってもリスクオンの動きで「商品先物市場」に入ったマネーにより上昇し、

株安になっても安全資産として買われ上昇しました。(現在は株安、金安の動きを見せます)

原油価格もサブプライムローンショックで株式市場が混乱していた頃、

原油は株式市場の下落にもおかまいなしに上昇に加速つけ、記録的な高値を更新していました。

投機マネーが「株式市場」から逃げ出し、一部が原油に向かっていたからです。

つまり、原油も金も、上がりたい時には何の材料でも上昇を見せる傾向があります。

また、「原油は有限の資源であり枯渇の恐れがある」この長期的な供給問題での思惑が飛び交い原油価格はこれからも上昇するという憶測の声もよく聞きますが、これは軽率で安易な考えです。

実際には世界がすさまじい勢いで原油を消費し続けているにもかかわらず、最終的に掘削可能な原油量は、どんどん増え続けているのが実情です。

つまり「原油枯渇論」が出てから、現実は原油余りの方向に動いています。

まず原油から燃料油、石油製品などを精製するにも、原油から100%の量を精製できるわけではありません。

例えるなら雑巾やスポンジに染み込んだ水分をしぼり出せる量は力によって変化します。

この石油精製する技術が昔と比べ格段に向上しているため、同じ原油量でも昔よりも大量に確保でき、これからも技術は進歩していく事、油田開発の採掘技術も向上し、次々と新しい油田開発が進んでいます。

もちろん、原油は貴重な資源であり、食い尽くせばいずれは枯渇もするでしょう。

しかし地球上に石油はどの位の量があるかは未確認で、どのような過程で生成されているのかも現代でも分からない状況です。


石油の成分には、アミノ酸などの生物由来の成分が含まれ石油や石炭が発掘される場所からは化石が見つかることがあります。

そのため石油が古代の微生物などの有機物由来であると信じられ、自然生成されるのは長い年月がかかる貴重な化石燃料と呼ばれています。


しかし、実際のところ、条件がそろえば無機質だけの環境でも有機質が生成されることが証明され、化石では考えられないほどの超深度の無機質環境から原油が次々と見つかり、1度枯渇したはずの油田から、しばらくすると、ピーク時と変わらない量の原油がまた溢れてくる事から、前記の生物由来説は信憑性が低くなりつつあります。

たしかな事は、石油は大切な資源ではあるものの、実需面では高騰するほどの価値をまだ持っていません。

水のほうが貴重です。

2008年、原油価格が1バレル147の史上最高値をつけるまでの当時、アメリカの投資銀行ゴールドマンサックスは原油価格は1バレル200ドルをも超えると発表していましたが、

ゴールドマンサックスは会社内部で商品先物取引に力を入れたトレード部門がある事で有名です。

つまりゴールドマンサックスも原油価格上昇を期待した大量のポジションを持っていたはずです。

1バレル200ドルをも超えると発表したのは「分析」ではなく、上昇して欲しい「思惑」からのポジショントークだった可能性があります。

「原油価格はこれからも上がる」

この考えは間違いなく投機マネーを強気にさせ原油価格の上昇につながります。

あまり原油価格の上昇に騒がない事が経済を安定させる一つの行動かもしれません。



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Date: 2012.04.22 Category: 長期投資 Comments (3) Trackbacks (1)

この記事へのコメント:

Kapok

Date2012.04.25 (水) 01:39:14

私はちょうどロシア株に手を出そうとしていた所ですので、こういう資源のお話は大変参考になります。
原油の値動きは複雑ですね。

葵ただひと

Date2012.04.25 (水) 21:58:11

kapokさん、コメントありがとうございます。

原油の値動きは複雑ですね。投機面での思惑で1日の値動きも乱高下します。

ロシア株の購入を検討されていたんですか。

また機会があれば資源の話をまとめて記事にしてみますので、これからもヨロシクお願い致します。

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Date2012.04.29 (日) 13:31:03

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