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景気変動予測の達人「ドクター」と謎のトレーダー

景気の変動を的確に予想し、その信頼性からドクターと呼ばれる存在がいます。

それは・・・
 

銅の事です。

銅の在庫量や価格は見事に景気変動の先行指標となり、ドクター・カッパー(銅)と呼ばれています。


銅は電気や熱の伝導性に優れているため、その用途は銅線ケーブルや車、パソコンから携帯電話に至るまで、電子機器では配線のほか接点にも銅を用いています。

このように、銅はあらゆるところで利用されるため、銅需要の増加は、景気の上昇をいち早く示す先行指標となっています。

株式も景気の先行指標と言われていますが、株式の上昇よりも銅価格が先立って動く事があります。

逆に銅需要の減少は景気の後退をいち早くとらえます。

銅価格はロンドンのLME銅価格が一般的な指標です。

LME(London Metal Exchange)とはロンドン金属取引所と呼ばれる世界最大規模の非鉄金属専門の先物取引所の事で、ここで取引されるLME銅価格が銅を取引する際の国際的な価格指標となっています。

商品価格は基本的に需用と供給で決まるため、銅の在庫量は銅価格を予想する上で重要なポイントになりますので、LMEでは在庫量も合わせて確認できます。

・・・が、最近このLME銅在庫量に異変が起きています。

2010年、LMEの11月23日付在庫保有者報告書で、なんと、たった1人のトレーダーがLME銅在庫の最大80%を保有と報じられ大口ポジションの存在が明らかになりました。

翌年、今度は大手金融機関やヘッジファンドに買い占められた事が発覚。

ここ最近、ロンドンLME市場およびロンドン銅では、大規模買占めや、大規模売りなどが盛んに行われています。

この背景には中国のアービトラージ(裁定取引)の拡大もあると言われています。

裁定取引とは、ある場所では豊富に存在していて安い商品が、ある場所では極めて貴重で高値で取引されていた場合、その事実を知っていれば、安いところで買い、高いところに持って行って売るだけで、利益を得る取引の事です。

LMEよりも上海先物市場あるいは中国現物市場のほうが相場が高いことで

価格の安いLMEで買い、価格の高い中国で売って利ざやを稼ぐ手法が度々利用されているそうです。

事実、中国では銅地金の生産は減少しているが、輸入は増加しているとの事。


ここ最近もLMEの銅在庫量は減少の傾向ですが、これはドクター・カッパーによる好景気の予測なのか、投機マネーの影響なのかハッキリ分かりません。

マネー経済が成長した現在では、これからの景気の見通しもさらに複雑になっていきそうです。



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Date: 2012.03.11 Category: 長期投資 Comments (2) Trackbacks (0)

この記事へのコメント:

Kapok

Date2012.03.20 (火) 01:50:52

なるほど~。知らないことばかりでした。
勉強になります。 ^^

葵ただひと

Date2012.03.20 (火) 12:49:09

コメントありがとうございます。

私のほうこそ、kapokさんの記事勉強になります。

これからもヨロシクお願い致します。

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